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屈折式天体望遠鏡

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屈折式天体望遠鏡は、筒の前方に配置した対物レンズで光を集めるタイプの望遠鏡です。

筒の両側がレンズによってフタをされている状態なので、筒内気流が生まれにくいため、扱いやすいのが特長です。

衝撃により光軸がずれる事も少ないです。その分、メンテナンスの手間も少なくて済みます。

反射式天体望遠鏡

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筒の底の部分に配置された、凹面鏡(主鏡と呼びます)で光を集めるタイプの望遠鏡です。

安価に作ることができるのが最大のメリットです。

特徴としては、中心像(視界の真ん中付近の像)はシャープです。また、色収差がありません。しかし、中心から離れるほど像が悪くなります。

外気と鏡筒内部に温度差があると、筒内気流が発生します。筒内気流は星像を大きく乱します。ですから、観測30分から1時間位前に戸外に出し、外気になじませる必要があります。

衝撃に弱く、光軸(光の通り道)がずれやすいので、ときどき修正する必要があります。また、凹面鏡が汚れやすいため、メンテナンスに手間がかかります。

カタディオプトリック式天体望遠鏡

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レンズと鏡を組み合わせ、の反射式と屈折式の長所を取り入れた、やや複雑な形の望遠鏡。その分、鏡筒は非常にコンパクトです。

レンズや鏡の配置の違いにより、シュミットカセグレン式、マクストフカセグレン式など、様々な形式に分類されます。

反射式と同様、筒内気流による星像の悪化が起きます。使用前の慣らしが必要です。

衝撃により光軸がずれることがあります。カタディオプトリック式は、構造が複雑なため、素人が光軸を調整するのはなかなか難しいです。

口径比(F)

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口径(F) = 対物レンズまたは主鏡の焦点距離 ÷ 口径

カメラのF値と同様、レンズの明るさを示す数値ですが、天体望遠鏡の世界では主に、その望遠鏡が、短焦点であるか、長焦点であるかを判断する基準となります。

短焦点とは、口径に対して焦点距離が短い状態を示します。また、長焦点とは、口径に対して焦点距離が長い状態を示します。

一般的に短焦点の望遠鏡は低倍率(=より広い視野)での観望・撮影に向いています。そのため、主に、広がりの大きい天体である星雲や星団を得意とします。

長焦点の望遠鏡は高倍率(=より狭い視野)での観望・撮影に向いている。そのため、主に惑星などの小さな天体を得意とします。

分解能

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分解能 = 116 ÷ 口径(mm)

どれだけ細かいものを見ることができるかを表した数字です。

集光力

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集光力 = 口径 ÷ 7

どれだけ多くの光を集められるかをあらわした値。

倍率と有効倍率

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倍率 = 対物レンズの焦点距離 ÷ 接眼レンズの焦点距離

分解能集光力など、望遠鏡の性能を表す値は、口径が大きくなればなるほど良くなりますが、倍率は、口径とは関係ありません。

接眼レンズの焦点距離さえ短くしていけば、倍率をかなり高くすることが可能です。しかし、倍率を高くするとそのぶん視界は暗くなります。集光力の小さい(=口径の小さい)望遠鏡で、一定以上に倍率を上げても、視界は暗く、像はぼやけてしまい、よく見えません。

口径の大きさに対して、このくらいの倍率までOKという大まかな基準として、有効倍率があります。有効倍率は一般的に、

有効倍率 = 口径(mm) × 2 ~ 2.5

といわれています。口径が80mmならば、160~200倍が有効倍率で、それ以上だとよく見えないということです。

新聞の通販やホームセンター、ネットオークションでは、信じられない倍率の天体望遠鏡や双眼鏡が堂々と売られていますが、「倍率=望遠鏡の性能」という初心者の勘違いを狙った悪質な商品といえます。

また、倍率は高ければよいというものではありません。同じ天体望遠鏡で見る場合、倍率が高いとその分、視野は狭まり、像は暗くなります。倍率が低いほど、視野は広がり、像は明るくなります。ですから、星雲や星団など、淡く、広がりがある天体には100倍以下の中倍率・低倍率での観察が適しています。

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