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倍率と有効倍率

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倍率 = 対物レンズの焦点距離 ÷ 接眼レンズの焦点距離

分解能集光力など、望遠鏡の性能を表す値は、口径が大きくなればなるほど良くなりますが、倍率は、口径とは関係ありません。

接眼レンズの焦点距離さえ短くしていけば、倍率をかなり高くすることが可能です。しかし、倍率を高くするとそのぶん視界は暗くなります。集光力の小さい(=口径の小さい)望遠鏡で、一定以上に倍率を上げても、視界は暗く、像はぼやけてしまい、よく見えません。

口径の大きさに対して、このくらいの倍率までOKという大まかな基準として、有効倍率があります。有効倍率は一般的に、

有効倍率 = 口径(mm) × 2 ~ 2.5

といわれています。口径が80mmならば、160~200倍が有効倍率で、それ以上だとよく見えないということです。

新聞の通販やホームセンター、ネットオークションでは、信じられない倍率の天体望遠鏡や双眼鏡が堂々と売られていますが、「倍率=望遠鏡の性能」という初心者の勘違いを狙った悪質な商品といえます。

また、倍率は高ければよいというものではありません。同じ天体望遠鏡で見る場合、倍率が高いとその分、視野は狭まり、像は暗くなります。倍率が低いほど、視野は広がり、像は明るくなります。ですから、星雲や星団など、淡く、広がりがある天体には100倍以下の中倍率・低倍率での観察が適しています。

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